AKAMIMI’s fishing diary

AKAMIMIが綴る北海道の釣りブログです。

イースター航空機監禁物語

前回は番外編として韓国旅行の記事を書きましたが、今回は韓国からの帰国の際わたしが味わった貴重(苦痛)な体験について書いて見たいと思います。

韓国旅行からの帰国は11月27日の予定でしたが、前日深夜から降り出した雪がソウル市内でも10〜20センチほどの積雪となりました。

これは1907年以降11月としては過去最高の積雪量だったようで大雪警報・注意報が発令されました。
この雪は初雪ということもあってソウル市内の交通は麻痺し渋滞が発生。
またこの雪は空路にも影響を与え、仁川国際空港を発着する空の便も遅延や欠航が相次ぎました。

わたしは14:35発のイースター航空(Eastar Jet)を利用予定でした。

(写真はチェジュ航空機)
イースター航空(Eastar Jet)は、韓国の格安航空会社(LCC)で日韓間で7路線を運行しています。その路線の一つが新千歳-仁川の直行便です。

空港第1ターミナルで荷物を預け、出国手続き後にシャトルトレインで搭乗棟にある119番ゲートに移動します。

この時点で出発時刻に変更はなかったのですが、搭乗時刻が近づくと出発時刻は15:50→16:00→1630→17:00と小刻みに変更になります。
この気象状況ですから変更になるのは仕方ないことですがアナウンスが全くないのは・・・
搭乗口にある掲示板を逐次チェクしていないとわかりません。(~_~;)
17:20にようやく韓国語のアナウンスがあり、搭乗を待っていた乗客が騒めきと同時に一斉に立ち上がり移動し始めました。
遂に欠航かと思いきや搭乗口の変更とのこと、
119番ゲートから101番ゲートに変更のアナウンスだったようです(日本語のアナウンスはありませんでした。)

119番から101番まで約500メートルを移動しましたが17:20を過ぎても搭乗開始のアナウンスはありません。
17:50を過ぎた頃、ようやく搭乗開始のアナウンスがあり機内に乗り込みました。
わたしの座席は機内後方で周りには日本人観光客が多く着席していました。
はぁ、ようやく帰国できると安堵していましたがいつまで経っても機体は動く気配がありません。
機内待機して1時間たった19時頃、韓国語のアナウンスがあり機内は騒めきが起こりました。
どうやら欠航になったようで、乗客は一斉に機内から降りようと動き出しました。
ここで韓国語のアナウンスがあり順次案内するので座席で座って待つようにとのこと、
わたしは韓国語がわからないので韓国語がわかる旅の同行者から翻訳してもらってました。f^_^;
そういった情報を得られない日本人はさぞかし不安を感じたと思います。
CA(キャビンアテンド)の中には日本語を話せる方もいたのですが、何故日本語でアナウンスしないのか聞いたところマイク🎤で話す資格?(権限)がないとのこと・・・
LCCとは言え、これだけ日本人が搭乗してるのですからそれはどうよと思います、(~_~;)
韓国の人と思いますが、同じことを思ったのでしょうCAに文句を言ってくれてました。

そしてここからが本当の地獄の始まりでした。
なかなか降機の案内のないまま更に1時間半が経過した20時30分頃、ようやく韓国語での案内があったと思ったら50名づつ降ろして入国案内するとのこと。
但し免税店での買い物をした乗客は最後に案内するとのアナウンスです。

韓国語のわからない人は、一斉に降りようと動き出します。

機内には200名近い搭乗者がいますから1/4づつ降ろす計画のようですが、韓国語がわからない人には状況が判りません。
動きがない監禁状態が続いてますから、あちらこちらから罵声が飛び交い始めました。
中でも英語圏の方でしょうか、機体を叩いたりトイレに行っては中を荒らしまくったりと手がつけられません。

(暴れる外国人を制しするCA)

ようやく最初の50人が降り始めたのが21時頃だったでしょうか、
機内から外を覗くとこんな感じ、

多少の積雪はあるけど新千歳なら問題なく飛んでるレベルですね、f^_^;

最初のグループが降りてから次の案内は1時間後の22時、このペースだと全員降機するのは24時を回りそうです。(・_・;
機体後部に位置していた私たちがようやく機体から降りたのは23時30分頃で、降りてからよくわからないシールを腕に貼られました。

AOC-1は第1ターミナル?
そしてCAの誘導で搭乗棟の検査場に連れて行かれ、一人一人免税店での買い物の有無を聞かれました。
えっ、調べるんじゃないんだ、(^_^;)
あってもなくても「無いと」といったらおしまい、(・_・;

検査後はシャトルトレインで第1ターミナルに移動し、簡易的な入国審査を受けます。審査後は検査場の出口に皆さん集まっていましたが、その後の指示がありません。
誘導にあたっていたCAは、入国審査会場までの案内が任務だったのか誰もいないのです。
一人の韓国人の方が大声でスタッフを呼び付けここで口論となりました。

私たちが知りたいのはこれからどこで預入した荷物を受け取るのか、その後の航空会社としての対応なんですが全く説明がありません。

これはもうどうしよもないです。
自己判断でターンテーブルに移動し、荷物を見つけて外に出ました。

搭乗デッキ前で約4時間、機内監禁が約5時間、降機から入国審査、外に出るまで約1時間と10時間も拘束された1日となりました。
LCCとは言え、もう少し対応を考えてもらいたいと思う出来事でした。(ㆀ˘・з・˘)
日本人客の中からは大使館に訴えてやるとの声も・・

更に地獄の第二幕、
帰国のための明日の便をネットで探しますが、安い便は既に完売
とりあえず今夜の宿は押さえたものの、そこに行く手段はタクシー🚕しかありません。


タクシーを待つ列は60メートルほどはあるか・・・
気温は0度、ときおり吹雪に見舞われる中タクシーを待ちます。
並んでいる中には素足のミニスカートの女性の姿も・・・
そんな中、待ち客を狙って通常の3倍から5倍の料金をふっかけて来るタクシーもありました。
待つこと2時間半でようやくタクシーを捕まえてホテルへ向かい宿に入ったのは3時ちょっと前でした。
韓国語が話せない人にはタクシーさえ捕まえることができなかったと思います。
並ぶだけで適正料金のタクシーに乗れる日本は幸せな国だと実感しました。
さて、韓国旅行は延長線に突入しましたが、この先何が起きるのか、何が待っているのか乞うご期待、^_^



↓このTシャツを触るとアカミミが喜びます。^_^
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