AKAMIMI’s fishing diary

AKAMIMIが綴る北海道の釣りブログです。

秋の釣りに向けて3

秋の釣りに向けた準備シリーズ第3弾は、熊対策です。

秋のツーズンを迎えるにあたり、昨年は熊の事故が多かった記憶があるので、今年はどうなのか気になって調べてみました。

北海道の資料によると昭和37年度から今まで(令和4年)に、ヒグマによる人身事故は148件発生していて、死者57人、負傷者109人というデータがあります。
うち昨年度(令和3年)が9件発生、死者4名と最多。
今年度(令和4年)は2件の発生、死者0となっていました。
データを見る限りでは、高い死亡率が目をひきます。
被害に遭った状況を見ると、山菜取り中の事故が39件26%、登山7件5%、川釣り4件3%となっています。

近年の熊の事故の増加は、個体数の増加が背景にあるようで、道内のヒグマの生息数は2012年のデータで3900〜1万7300頭なのだとか・・幅あり過ぎですね。(^_^;)、増えているけど正確な数はわからないといったところでしょうか。

1990年以前は、「春クマ駆除制度」により全道で熊が駆除されていたものが、自然保護の意識の高まりから駆除から保護へと転換されたことにより、徐々に個体数が増えてきたと言われているようです。

海釣りでの事故の報告はないようですが、熊の事故に遭遇する可能性はあります。
熊の出没により通行規制されている場所もありますし、磯での熊の目撃情報を目にすることがあります。

熊の出没する場所に近づかないのが一番の対策ですが、冒険好きの釣り師はそうも言っていられない。f^_^;

熊に遭遇しない対策と遭遇してしまった時の対策をしっかりと整えて冒険に挑むべきですね。

わたしは、いままで熊対策なんかすることなく激磯巡りをしていましたが、昨年の熊の事故多発を目にして遅ればせながら対策を考えるようになりました。

【熊に遭遇しない対策】

① 熊鈴

一般的によく使われている熊対策ですが、事故事例を見ると熊鈴を携行していても、襲われている例が見られますので絶対的な対策ではありません。
逆に人馴れした熊が寄ってくる事もあり、携行を否定する専門家もいるようです。

② 火薬銃

100均にも売ってるキャップ火薬を使ったおもちゃのピストルです。
銃声に似せた大きな音を出して熊が寄ってこないようにするものです。
大きな音を出すものでは、爆竹がよく使われていますが、爆竹は火を使うので山火事の危険性があります。このピストルだと火を使わずに比較的大きな音を出す事ができます。

【熊に遭遇してしまった時の対策】

① 熊スプレー

熊スプレーもいろいろな種類の物が販売されていますが、北海道のヒグマに対抗できる強力なものは、スプレー缶が大きく携行に不便です。
そこで、携行しやすい強力なものはないかと探して見つけたのがドイツ製の「PEPPERペッパー」シリーズです。
この大きさならポケットに入れて携行できます。
噴射距離は4〜6メートルで、噴射時間は約7〜8秒間、容積が小さい分勝負できる距離、時間が短いのが難点ではあります。

熊スプレーは高価なものが多いのですが、こちらは比較的安価で手に入ります。

② 催涙スプレー

護身用催涙スプレーですが、非常にコンパクトで携行に便利です。
噴射距離は3メートルで、噴射時間は調べてもわからなかったのですが、容量的に数秒程度と思われます。
これは対人用なので熊スプレーほどの効果は期待できませんが、無いよりはマシかと言った感じでしょうか、(^_^;)
女性の釣り師の方は、変なおじさん対策にも良いかもしれません。笑

③ ナイフ

熊スプレーでも撃退できない場合の最後の手段です。
釣り人なら、魚を処理したり餌を切ったりするのに携行している人も多いかと思います。
ただ、ナイフに関しては「銃刀法」に触れないように携行には注意が必要です。刃物を持ち歩く場合「正当な理由」か必要です。
護身用というのは「正当な理由」にはならないそうです。
詳しく知りたい方は、ネットやYouTubeで解説されたものがありますから調べてみてください。

簡単な熊対策について紹介しましたが、人里離れた山や磯に入る場合は、対策をしっかり整えてから入るようにしたいものです。
「備えあれば憂いなし」と昔から言われてますから、^_^

ということで、早速ですがこれらの装備を身につけ行ってきま〜す。(^O^)/



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